カテゴリ:小説( 21 )

 

未定

突然と明るくなった。
どこかの建物にいるようだ。
部屋の窓からはカーテンを閉めても尚注ぎ込んでくる陽射しがある。
カーテンを開け窓を開けると冷ややかな風が流れてくる。
小鳥は心地よくさえずり、見ると日も高くない。
どうやら朝らしい。
改めて部屋を見回すと、ベッドやタンスやテーブルなど必要最低限なものしかないシンプルな部屋だった。
しかしよく耳をすましてみるとこの状況に似合わない無機質な音も鳴っている。
何かを起動しているような…。
それに時折人の話す声も聞こえてくる。
――「成…、…察…論………」――
――「お…ざいます、…見…で…」――
小さくて何を言っているのか聞き取れない。
とりあえず私はこの部屋から出てみようと思った。



ごめんなさい、構想も何も纏まってないのでまだかかります…。
本当に素晴らしいものを見て、それを言葉に表そうとしたら難しいです…。
もしかしたら設定からして全部変えなきゃ無理かな…変えても無理かもしれない…。
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by kozoku1 | 2008-10-10 00:14 | 小説  

小さなマーチング

今回も不合格だった。
昔からずっとそうだった。
僕は中学、高校、大学と受験した。
中学受験、確かに100%合格とはいかないまでも合格する可能性は大いにあった。
が、結果は不合格。
結局合格したのは公立とほぼ同じ程度の偏差値のところのみだった。
両親は落胆し、公立とそう変わらない私立でお金を使うことをアホらしいと考えたのだろう、
僕は結局公立の中学に通うことになった。
高校受験、中学受験の失敗から僕は両親から期待されなくなった。
それでも両親の期待に応えようと思ったのだろう、
その当時できるだけの努力をしたと思う。
だが第一志望の高校には受からなかった。
中学受験の時よりは大分ましな高校に受かったが僕の心は晴れず、
両親も合格を祝いながらも落胆はしただろう。
そして大学受験、僕は第一志望の大学以外行かないと決めた。
その決意を両親にも話し、両親は大いに喜び激励してくれた。
しかし結果は不合格だった。
あと数点というところでの不合格だった。
僕も両親も落胆は隠せなかったが、あと数点なら浪人すれば来年は、そう思った。
しかし翌年も数点足らず。結局3度受験し3度とも不合格だった。
僕は大学を諦め就職することにした。
両親は落胆しつつも渋々それを承諾してくれた。
そこで待っていたのはやはり厳しい現実のみだった。
ただでさえ高卒の僕を雇ってくれるところなど少ない。
第一選考で落ちるのが大半だった。
しかし今回は違った。
第一選考を乗り越え、面接でも面接官の印象は上々に思えた。
その分この不合格の重みは大きかった。
僕は今後を思い悩みながらファミレスに入った。
ブラックコーヒーを頼む。
こういう時は気持ち悪くなるぐらいの苦いコーヒーが丁度いい。
グラスのお冷に自分の顔が映る。
憂鬱な顔だ。覇気なんてものはない。
ふと水面に映る僕の顔が微笑んだ気がした。
同時に耳に音楽が聞こえてくる。
懐かしい感覚に襲われる。
小学校の頃に聞いた、吹奏楽のマーチングのような音楽だったからだ。
テーブル上に小さい、ピエロのような妖精のようなものが現れた。
ダンスを踊っている。
そうこうしてるうちに2人目が現れ、ダンスを踊っているうちに3人目、4人目と続く。
10人現れるとその小さな生物は輪になって踊っていた。
しばらくして、マーチングの音が小さくなっていく。
それにあわせるように踊り子達も動きを止めていく。
完全に音楽が聞こえなくなった時、踊り子達は一斉にお冷の中に飛び込み消えていった。
はっと我に返り周りを見渡す。
時間帯的にファミレス内はガラガラで誰かがこれを見ていたとも思えなかった。
何事もなかったかのようにコーヒーが運ばれてくる。
閑散としたテーブルにはお冷と、暖かいブラックコーヒーのみがあった。
僕は、ブラックコーヒーには目もくれず、お冷を一気飲みした。


意味がわからないかもしれないけど、これはこんなんで…。
急ぎ足になっちゃって雑かもしれない。
あと、an atomなんだけど、どうせなら本格的に書き上げてみようかな、と思った。
見直したらやっぱ強引なところが目立つ。それはこれから変えていこうかと。
完成したらアップするかもしれないね。
to get herにおいてはぐだぐだすぎてもう手の施しようがない。
最近全然案が浮かばなくて書いてなかったんだけど、
無性に書きたくなることがたまにあるから、その時はまた散文書きに来ます。
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by kozoku1 | 2008-02-27 22:59 | 小説  

nightmare

少年は目覚める。

ここがどこなのかはわからない。
それに目覚めたと言っても寝ていたわけではないようだ。
俺は気がついたときすでにここに立っていた。
頭が痛い、吐き気がする、薄暗い、気味が悪い。
ここは明るく陽も出ているが夜より深い漆黒の暗闇が感じられる。
周りには誰もいない、ここには誰も存在していないのか?
建物だけがただ虚しく佇んでいた。
どこへ行くあてもなく彷徨った。
気がつけばいくつもの道に繋がっている広場へついた。
そこの中心には少女が1人。
そしてそれぞれ繋がった道から俺と同じように1人ずつ少年が立っていた。
なぜかその少年俺とは1つのもののように感じた。
それに少女は虚ろに俯いたままこちらを見向きもしないこともあいまって不思議な感覚だった。
少年達と俺は少女の前に集まり尋ねる。
「ここはどこなんだ?どうして君はそのように虚ろなんだ?」
少女はその時初めて俺達に気がついたように話始める。
その時の少女は少し、悲しげな目をしていた。
「ここがどこなのかは私もわからないわ。ただここに私の仲間は誰もいない。
いるのはなぜか私を追いかけてくる怪物だけ。私はいつだって孤独か逃げているのかどっちか。」
以前からいるらしい少女にも状況がわかっていないのだ、当然少年達に理解できるわけはない。
「どこか遠くに逃げることは出来ないのか?」
少女は答える。
「どこへ逃げようとしても結局ここに戻ってきてしまうわ。それに…」
少女は更に顔を俯かせて話した。
「以前にも数回、あなた達みたいな人が私の前に現れた、そして私を怪物から救い出そうとしてくれた。
でも、誰一人怪物に勝てはしなかったわ。その度私は友達を失った…。」
悲しげな目をしていた原因はわかった。
なぜか知らない一体感と共に、他の少年達が何を考えているか手に取るようにわかった。
この話を聞いても尚、少女を救い出そうとしていた。俺もそうだった。
その時近くに気配を感じた。
広場の入り口に何者かがいる。
人の形はしているが武器を手にしている。
それが少女を狙っていることは一目瞭然だった。
しかし俺達は何も武器を持っていない、どうすることもできない。
「これを使って!」
少女はいつの間にか武器を持っていた。
現れたのが1人だけだったために5人で力を合わせればわけもなかった。
怪物は消えていった。人間ではないことがわかった。
とりあえず俺達は自分達の来た道を引き返し、少女を救う方法を見つけることにした。
道を引き返すと、そこにはある男がいた。
その男は明らかに先程の怪物とは違う感じだった。
「なあ、あんたは誰だ?ここはどこなんだ?」
男はたいそう面倒臭そうに答える。
「またあいつが望んだのか。まあいい。教えてやろう。ここはあいつの、少女の夢の中だ。」
「夢…?」
「そうだ、俺はあいつの夢を蝕む、そうだな、悪魔とでも言えばいいのか。」
「お前が少女を傷つけてるのか?」
「ああ、そうだ。それが俺の生きる糧だからな。」
「じゃあお前を倒せば、彼女は解放されるのか?」
「ああそうだな。実在のないお前なんかが俺を倒せることをないがな。」
「何?」
「教えてやろう。お前も少女の夢の一部でしかない。お前は少女が望んだ幻影であるにすぎないんだ。
俺を倒したところでお前も消えるのみだ。どちらにせよお前には何もない。
人格だってない、お前は彼女が望んだただのモノでしかないわけだ。」
俺が単なるモノ?夢の一部?
「心を研ぎ澄ませて聞いてみろ、お前の仲間達もその話を聞いたところだろう。
あいつらの心の迷いがわかるぞ。」
確かに心には真っ暗な闇の中のように重かった。
自分の人格さえ自分のものではなく彼女が望んだモノでしかない。
過去もなく未来もない。幻影でしかない。俺じゃない。
「どうだ、お前は?この先もお前には何もない。ここで消えていくがいいだろう。
今まで来た奴らと同じように。」
だから誰も帰ってこなかったと言ったのか。
ふと、重い気持ちが少し和らいだ。その時感じていた力強さも消えていた。
「どうやらお前の仲間はその方を選んだようだな。お前も消えろ。」
剣が振り上げられ俺の頭に落とされる。
例え…
「例え全てが嘘だったとしても俺は構わない。俺の人格も俺の過去も俺の未来も嘘だったとしても、
俺の今は真実なはずだ。」
「哀れだな。ひとおもいに消えればよかったものを…。」
剣と剣が弾かれあう。
今まで以上に俺は強くなった気がした。
剣は悪魔に突き刺さる。
「俺を倒したところで消えるのはお前も同じはず…この先に何を求めるつもりなのか…」
悪魔は消え去った。
俺の今は終わった。
この嘘だらけの世界でただ1つだけの真実が消えたのだ。
真実が消えると同時に俺は陽射しの中に溶けていった。


ごめん中途半端だし糞だし終わった。明らかにあるものの影響受けてるし。
とりあえず久々になんか書きたかったんですね。それだけ。
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by kozoku1 | 2007-09-26 22:56 | 小説  

七夕

向上心はある方だと思っていた。
でもそれは所詮ないものねだりで、
結局最後までやり遂げることのない強欲で怠惰なものなのかもしれない。
ふと今日は七夕だってことに気付いた。
駅に置かれた竹に吊るされた願い。
一体一本の竹がいくつもの願いを叶えるのだろう。
願い。
自分を愛せますように。
強欲で怠惰で情けない自分を愛せるように。
人の悪い所ばかりが目に付く。
ただ悪い所を憎んじゃいけない。
悪い所があるからこそ良い所がある。
完璧なものなんてないからこそ愛すべきものなんじゃないか。
竹に吊るされ風になびく願い。
この願いを叶えてくれるだろうか。
紙の裏に小さく書かれた文字。
皆を愛せますように。
やっぱり自分は強欲みたいだ。
そんな自分が嫌いじゃない。
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by kozoku1 | 2007-07-10 23:00 | 小説  

an atom 続き

2日目――
いつものようになんとはなしに朝がやってきた。
朝とは言っても昨日とは違い陽はもう高くまで上っているようだ。
ニート生活をしていたせいか昼夜が逆転し、
睡眠時間もそれによって10時間12時間が普通になった。
しばらくすると老執事がノックをして、
「お目覚めになられたようですね。もうお昼ですが…お食事にしましょうか?」
起きたばかりですぐ飯というのは流石に気分ではなかったので、
その意図を老執事に伝えると、
「では、また時間が経ちましたらお食事にさせていただきます。」
そう言って部屋から遠ざかっていった。
この部屋にいるとなぜか飽きなかった。
あるものは漫画くらいだが老執事に頼めばすぐに漫画を手に入れてくれる。
それをだらだらと読みすすめていく。
まさに俺が理想としたニート生活のように感じられた。
時間は流れまた夜が訪れる。
昨日と同じようにテレビに両親の映像が映る。
母親はどこかに電話していた。
それも繋がらなかったようで電話を切り父親に話しかける。
「ねぇ、またあの子に繋がらなかったんだけど。」
父親はいつものことのように返す。
「どうせまた電源を切ってるんだろう。電話をかけるだけ無駄だよ…」
俺はそれを無言で見ていた。
このやりとりを見て俺のことを話しているだろうことはわかった。
俺は親からの小言が面倒になり親からの電話を無視するようになった。
繋がらないとわかっていてまでも今までずっとかけてきていたのか…。
映像は切り替わり悪仲間が映る。
いつものように駅前にたむろしていた。
笑い声のなかで
「なぁ、あいつ昨日も来なかったよな。何かあったかな?」
「単に女とヤってるだけじゃねぇの?あいつに何かあるなんて信じられねぇよ。」
「まぁちょっとあいつんち行ってみっか」
そんな話がされ、映像は俺の住んでいるボロアパートに移った。
「おーい」
1人がドンドンとドアを叩く。
時間も時間なのに近所迷惑だ、と多少呆れてツッコミを入れながらも見ていた。
「なぁ、やっぱあいつなんかあったんじゃねぇか?」
「大丈夫だって、お前は心配しすぎなんだよ。あいつはちょっとあったぐらいでどうこうするやつじゃねぇよ。」
そう言ってあいつらはまた駅前に戻りダベっていた。
今度は彼女が映る。
今日は女仲間なのか他にも2人の女がいた。
そこに男の2人組がナンパしている。
女達はひそひそ声で喋っている。
どうやっているのか知らないがその声も聞こえるようになっていた。
「ねぇ、結構イケメンじゃん。今日はこれでよくね?」
「うちはいいよ。右のほうなんてかなり好み。」
「…ごめん。あたし今日はちょっとそんな気分じゃないや。…帰るね。」
ナンパ仲間とは言ってもやはり女同士だからなのか、
他の2人は彼女が帰ることに同意してくれたようだ。
男2人組は「連れないねぇ~、ま、いいや、行こうか」と
彼女を茶化して他の女2人と消えていった。
彼女は携帯を取り出し電話をかけていた。
「…繋がらない…あーあ…」
両親のやりとりからも、これが自分のことなのではないかと考えてしまった。
そう考えると何も言うことはできなかった。
彼女が1人、夜の中に消えていくのを見ながらテレビの電源は切れた。
俺は何かを考え、むしゃくしゃした気持ちになりながら寝た。



お休みってことで久々に続き書いてみました。
ブランクって言えるほど昔もうまくはなかったけど、これはこれは…。
まぁ、早めにラストいけるようにしたいと思います。
だからと言って手抜きをしようとは思わないけどね…
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by kozoku1 | 2007-03-10 11:47 | 小説  

to get her3

彼女はそれからも俺にたまに話しかけてくれた。
勇気がないチキンの俺なんかに彼女が話しかけてくれることが嬉しかった。
でも数ヶ月が経った時、俺はもどかしさに包まれていた。
元々彼女との間に接点はないし、話しかける勇気もない俺だった。
時間が経つごとに彼女との間が開いてしまっている気がした。
近づいてしまったのに、離れることなんてできなかった。
俺はもうどうしようもなくなっていた。
それは勇気なんかじゃない。
狂気とも言うべきものだったのかもしれない。
俺は彼女を呼び出して告白することにした。
「用事って何?」
何も知らずに普通に接してくれる彼女がいた。
その時初めて自分の焦りに気付いたんだと思う。
彼女は可愛かった、愛おしかった。
そこに間などなかったんだ。
彼女は俺に話しかけてきてくれる。
俺は彼女が愛おしいと感じる。
それだけのことだった。
「あの、さ…」
「ん~?」
「お、俺、君のことが…好き…なんだ…」
所々間を置いて俺は言った。
彼女の顔が固まった。
固まった彼女の顔を見て俺は初めて、振られるということについて知った。
振られればもう彼女と一緒にはいられない。
話すことさえできなくなるかもしれない。
怖い、怖い。
愛とおしく感じる分だけ怖さが募る。
でも、でも俺が言いたいのはそんなことじゃない。
「…ごめん…あなたのこと…友達としてしか見れないの…」
大体わかっていた答えだった。
落胆したには違いないが俺はすっきりした気がした。
「…そう…。ありがとう。」
「…ありがとう?私あなたのこと振ったのよ?」
彼女の固まった顔を見た時、俺は告白したことを悔やんだ。
でも今は彼女が好きだと堂々と言えるだろう。
「ありがとう以外に何がある?だって、俺が好きになった人だもん。
君を好きな間幸せだった、君を好きでよかった。ありがとうの本当の意味を教えてくれてありがとう。」
彼女は走ってった。
俺はただ立ち尽くすことしかできなかった。
家に帰った俺は、ありがとうと何度も言いながら泣いて、寝た。


ありがとう(´・ω・`)
こんなしょぼいものを最後まで読んでくれた人に感謝したい。
もしももう1度、あなたに会えるならたった一言伝えたい。「ありがとう」
ちなみにまだ終わらない…多分。
この小説は俺の成長と共に書かれていく気が しないかしないねそうだね。
むしろ更新頻度遅いとか、成長遅いのか俺。
まぁ、マターリいきます(´ω`)
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by kozoku1 | 2006-11-19 23:55 | 小説  

怒涛の更新かわ…みうs

―1日目
閉じ込められて最初の日はあっという間にすぎた。
色んなことを考えた。大半はくだらないことだった気がするのだが。
そして与えられた飯を食べ、眠った。
そしてドアがノックされる音で目を覚ます。
「お食事です。」
腕時計を見ると刻々と時間が減っていく。
俺にはこの時計しかなく、世の中は今何時なのかはよくわからない。
ただこの早朝の寒さと日の昇りきっていない様子から、朝なのだろうと思う。
ガチャ、というドアが開く音。
執事のような男が食べ物を盛った皿を手に無防備に入ってくる。
彼は本当に俺を殺す気があるのだろうか。
もし俺が逃げ出そうとしたならば容易く脱出できるだろう。
だが俺がそれをしないのは迷っているからだった。
このままここを逃げ出して俺は何をするのだろう。
またいつもの日々に戻るだけではないか。
それよりはむしろ、こんな奇怪な事件で死ぬのも悪くはないのではないか。
彼はこの怠惰なゲームをゲームオーバーにさせてくれるのではないか、と。
「お食事が済んだ頃に食器を取りに伺います。」
そして執事のような老紳士は部屋を出て行った。
俺は腹も減っていたので考えるのを一時中断し、与えられた飯を食べることにした。
与えられた飯は…悪くはない。
いや、この待遇の元での食事であれば随分と豪勢なものだろう。
彼は俺をどうしたいのだろう…。
飯に毒が入っている可能性も昨日は考えたが、昨日の時点では入っていなかった。
突然今日入れられる可能性も考えたが、この様子を見れば確率は薄かった。
飯は食べ終わり、空を見た。
昨日よりは晴れていたがまだ雲が気になった。
ドアをノックする音。
「食器を下げに参りました。」
どうやら空を見ながらぼんやりしていたらしい。長い時間が経っていた。
食器をてきぱきと下げながら執事は思い出したかのように言った。
「そうそう、これからこのテレビをつけます。テレビには最初にお話したとおり、あなたの家族や身の回りのお友達の行動を映します。もちろんプライベートなものは含みませんが。」
彼はそう言って部屋を出て行った。まもなくテレビの電源が入った。
始めに映ったのは俺の両親だった。
親父はなんということもないリーマンだったが今日は休日らしく家にいる画像が映った。
ニートというものは曜日の感覚かないので今日が休日だとは知らなかった。
両親は今更見るまでもなく昔とあまり変わらなかった。
1つだけ変わったように見えたのは少しやつれたところだろうか。
俺が今こんなところで両親を見ているだなんて本人は全くわからないのだろう。
いたって普通の、親父は新聞を読み、母親はテレビのワイドショーを見ていた。
俺はここで見るのをやめた。
見ても価値のないもののような気がしたからだ。
昨日届けてもらった漫画を読んで時間を潰した。
そうやって時間を潰し、今までのように時間を持て余したあげく夜になった。
今までの両親の映像から突然切り替わった。
そこに映っていたのは俺の悪仲間。
相変わらず夜遅くになっても駅にたむろしダベっている。
1人が俺の名前を出し、今日あいつ来ねえの?と言ったがそれは笑いの中に消えていった。
また映像が切り替わり、今度は俺の彼女(ただヤるだけが目的なのだが)が映った。
あいつは丁度ナンパされている所のようだった。
そしていつもの軽腰で男と一緒にホテルの中へと消えていく。
テレビの電源はそこで切れた。
やっぱり世の中は糞ゲーのようだ。
こんな日々なら終わっていいよな。
俺は深い眠りについた。


ふえー ラストだけ先考えちゃうとつなげるのが大変…。
ラストを忘れないように早めにラストまでつなげたいんですけどね。
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by kozoku1 | 2006-11-11 14:16 | 小説  

an atom

12月17日「今日ヤった女」
薄暗い部屋の中でキーボードを叩く音だけが闇へ消えていく。
俺はいつものことのようにブログを更新していた。
ブログといっても今までのヤった女の話とか、日々のつまらない出来事を面白おかしくした話、
くだらない内容しか書かれていない。
自分でくだらないとわかっているがなぜか更新してしまう。
なぜか、本当は自分自身でわかっているのだ。
こんなくだらないことをする程時間を持て余しているのだ。
大学を卒業し、1人暮らしを始めてから多くのことを夢見ていた。
仕事なんて糞食らえ、1日中家でやりたいことをやるのだと。
1日中ゲームやパソコンに費やし、悪仲間と夜遅くまで遊び、気に入った女とヤる。
そして俺は大学卒業後いわゆるニートというやつになったのだ。
親もごちゃごちゃ言ってきたのは覚えているがなんということはなかった。
1人暮らしになってしまえばこっちのものだったし、親になど元から感謝などしていない。
親なんてものは所詮俺の人生のお邪魔キャラ、いわばおまけなのだ。
お邪魔キャラといってもいてもいなくても同じ程度の存在なのだが。
そうして俺は親の言うことをことごとく無視し、自分の理想へと走った。
だが世の中はそれほど面白いことには満ちていなかったらしい。
そんなものは始めの1ヶ月程でやることはなくなってしまった。
ゲームやパソコン等1日中やっていればすぐにクリアしてしまうし、
悪仲間とは言ってもこのありふれた日常にそう面白いことが毎日あるわけではなく、
ナンパですぐ釣られる女とヤるのも正直飽きてしまった。
人生というものは毎日毎日1日中やっていれば案外早くクリアしてしまうらしい。
俺の人生はこれでクリアと言っていいほどこれから何も変わらないのだろう。
つまらない人生だったな。人生はゲームであって、ゲームはいつか必ず飽きるものだ。
その飽きた時がいわばクリアということなのだ。ゲームオーバーとも言えるが。
あとは単調なる日々の繰り返し。
悪仲間と適当にダベり、軽い女とヤる。
これほどめんどくさいことはない。更にはつまらないのだから始末におえない。
パソコンがシャットダウンする音、その後あたりには音が存在しなくなる。
まるで今の俺を象徴するかのようにあたりには何もない。
明日も同じ日常が来ると知り、うんざりしながら俺は眠った。

―0日目
朝起きると、俺は見知らぬ所に寝ていた。
あたりは薄暗いが、俺の部屋と同じように朝日が差し込み僅かに明るくなっている。
着ているものは上下とも白のパジャマのようなもの。
そして腕を見ると手には時計がついている。
その時計は不思議なことに168から段々減っていく。
時計というよりタイマーという感じだった。
部屋を見回すとそこはテレビで見たことのある刑務所のような所。
一面をコンクリートに覆われた感じだった。
窓には鉄格子、ドアを鉄製で開かないようになっていた。トイレもあった。
刑務所のような、ではなくそこは本当の刑務所のように感じられた。
ただ1つ刑務所と違うのは、テレビのようなものが置いてあることだった。
スイッチはないがそれはテレビに違いない。プラズマテレビだった。
ふと自分の寝ていた所の下を除いてみると、そこには黒い大きな物があった。
ノックしてみるが何の反応も無くただコツコツ音をたてるだけだった。
不思議には思ったがさほど興味もわかなかったのでそれを放置しておいた。
こんな意味不明の黒い物体より、なぜ俺が今こんなところにいるか気になったのだ。
ドアの向こう側から革靴のコツコツという音が聞こえてくる。
そしてドアの前で音が止む。
鉄製のドアの鉄格子の窓のような所から彼は現れた。
白髪だらけの男、髭までもが白く染まっていた。
だがその顔は綺麗に整っており、執事のような清潔さを連想させた。
俺も含め、この場に縁のないような顔をしていた。
「あんたは誰なんだ?」
俺をここに閉じ込めた犯人にしては人柄が良さそうな顔立ちなので驚いた。
「秋原直人様ですね?突然のことで申し訳ありませんが…あなたはあと7日で死ぬのです。」
やはり顔立ち通り口調も執事のようだ。いや、気にすべきはその先だろう。
「死ぬ?冗談はやめてくれ」
「お聞きください。あなたは7日後に死にます。その腕時計の時間はあなたに残された時間です。その時間が0になった時、自動的にベッドの下の爆弾が爆発します。」
あれは爆弾だったのか。下手にいじって爆発させていたら命はなかったかもしれない。
無論、この人の話が本当だった場合に限るのだが。
「ただし、私はあなたの願いを1つだけ叶えましょう。お好きな方にあなたのメッセージをお伝えします。悪く言ってしまえば遺言というわけですが…。」
お好きな方、か…。例え遺言だとしても、伝えるような相手はいない。
俺のゲームは主人公の俺のみ、あとはおまけ。
「また、この7日間あなたの家族やお友達の行動をそこにあるテレビで流します。その方がメッセージを伝える相手を決めやすいでしょうからね。食事も3食きちんと用意致します。パソコン等規模の大きいものは無理ですが、本等のような物なら言っていただければ用意させていただきます。」
今までの俺の生活とは全く逆だな…。まぁ、ゲームオーバーの時が来たのかもしれない。
「信じるか信じないかはあなたの自由ですが…悔いのない最後をお迎えになるようお祈り致します。」
「なぁ…1つ質問していいか?」
「なんなりと。」
「なんであんたはこんなことをするんだ?俺を殺したいなら今すぐにでも殺せばいい。なんでこんな手間のかかることを…?」
「…あなたからのメッセージをお預かりした時、お答えしましょう。」
また革靴の音が響き、遠ざかっていった。
気付くと空はこのコンクリートと同じように、灰色に染まっていた。



ちょっと背伸びした感じ。題名の意味としては原子、という意味です。
なんでこんなタイトルなのかはラストで明かしたいと思うので。
ラストまでつなげられるかな…。
続きは…微妙ですが…のんびり更新していきます。
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by kozoku1 | 2006-11-10 23:11 | 小説  

to get her2

彼女は明るかった。
笑ってる顔が俺には輝いて見えるのは言うまでもない。
友達だって多いに違いない。
俺も友達になれたらどれだけいいだろう…。
でも実際友達になった時のことを考えると切なくなる。
見ている今も苦しいが友達として見ているほうがもっと苦しいに違いないのだ。
そんなことを考えて何になるのか俺はわからないが、ついつい考えてしまう。
学校が終わり俺はバスの時間まで時間を潰すためコンビニで時間を潰す。
すると彼女がコンビニに入ってきたことに気付いた。
彼女に見られまいとこそこそと行動する。
恐らく他人から見たら本当の変質者だろう。
彼女は俺の存在に気付かずに止まった。
彼女は少し寂しそうな顔をした。遠くを見ているような。
彼女は手に持った商品を少しずつ鞄に入れようとしていた。
俺は何を考えたのだろう。むしろ何も考える時間がなかったのかもしれない。
彼女の手から商品をひったくりレジでお金を払った。
そしてコンビニの外に出ると彼女もついてきた。
最初に目があった時彼女は驚いた顔をしていた。
俺も驚いた顔をしたかった。
しかしすぐに驚いた顔はなくなり暗い顔になった。
気まずい沈黙が流れる。
その気まずさに耐えられなくなった俺が口を開いた。
俺とは思えない積極さだったかもしれない。
「何か…悩み事とかあるの…?」
「…ないよ…」
「あるなら俺に言ってくれれば少しでも・・・
言い終わる前に彼女が拒絶した。
「あなたには関係ないでしょ!この偽善者!」
彼女は泣いて走っていった。
俺はバスに乗り遅れた。
夜寝る前に考えた。
俺はなんであんなことしたんだろう。
結局彼女を傷つけてしまったのかな。
止めないほうが良かったのかもしれない。
そう考えたところで俺は否定する。
彼女が犯罪を犯すなんてだめだ。
なんでだめなのか根拠すらない。
でも俺にはそれが説得力があるように感じた。
次の日俺は彼女と目が合う度に迷った。
彼女の視線は辛かった。
俺を拒絶している目だった。
でもそれは根拠のないそれによって振り払うことができた。
俺はまたコンビニになんとはなしに向かった。
彼女がいた。
俺は何か話さなければいけない気がした。
「昨日は…ごめん」
彼女は何も言わなかった。
「でも、君に犯罪をしてほしくなかった…」
彼女は俯いた顔を上げ、驚いた顔をしていた。
今度は俺が俯いた。泣きそうだった。
「ごめん…ごめん…」
泣きそうな顔でただそれだけ言っていた。
気がつけばどこからか鼻をすする音が聞こえていた。
顔を上げると彼女は泣いていた。
悲しかった。
俺が彼女を泣かせたのかもしれない。
でも悲しいと同時に彼女がたまらなく愛おしく思えた。
「ごめん…俺…偽善者ほど優しくできないけど…力になりたい…」
俺は泣きながら言った。最後のほうなんて言葉になってなかったに違いない。
その先のことはよく覚えてない。
彼女はただ泣いていた。
またバスに乗り遅れた。
次の日彼女は笑って話しかけてくれた。
話しかけてくれたことより彼女が笑っていることが嬉しかった。
彼女の笑った顔は本当に優しかった。
彼女の明るさがこんなに優しいなんて…。
また俺は泣きそうになるのを、学校だからこらえる。
そして俺は素顔のままで笑った。



はいgdgd。なんかもう書いてて自分が情けない。
難しいねぇ…まぁ…こうご期待!…しないであんまり期待しないで。
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by kozoku1 | 2006-10-14 17:42 | 小説  

どらまーすとーりー

壊れたメトロノームが時を刻む。
テンポがはええよ…。
テンポを落とそうとしても変わらない。
メトロノームを止めようとしても止まらない。
俺はただ止まらないメトロノームを眺めることしかできなかった。
いつしかメトロノームを眺めることもやめた。
そして行ったり戻ってきたり、右往左往していた。
その間もメトロノームは動いてた。
結局戻ってきた俺は本当に情けなく感じた。
高望みして無理したって、結局何も出来ない。
人を傷つけてお終いなんだ。
何やってんだ俺は。
そこでメトロノームが目に付いた。
ちくたくと耳障りに時を刻む。
前と変わらずに。多分これからも変わらずに。
また眺めるだけか俺。
俺は俺でしかないことがわかった。
あいつらが刻んでいた時は俺と同じものであるのだ。
俺は俺で好きなことをやって時を刻むしかないのだ。
俺は一度落としたスティックを勇者のように持ち直す。
テンポはええよ…。
速さについていけなくてもリズムを刻む。
不器用なリズム。
そしていつか刻むのだ。
皆と同じテンポを、ビートを。
それが今の俺にできることだから。
いずれメトロノームは止まってしまうだろう。
その時良かったと思えるように。
ドラムの早いビートが時間を切り裂く。
そしてシンバルが鳴り響く。



なーんてね。ちょっと強引さの残るものになっちゃったかな(´・ω・`)
まぁ時ってもんは早いもんです。でも俺は俺でそんな時の早さについていけないのが俺です。
今俺がしたいことを、やりたいと思います。
まぁ、俺は俺なりのリズムを刻みます。
多分後悔はしない。止まる時、それを覚悟した時、これを誇れることを信じます。
あとこれへウィーのブログ見て案が浮かんだとか秘密 みうs

PS to get herの続きとか早く構想練るので勘弁してください;;;;;;;;;;;;;;
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by kozoku1 | 2006-10-12 21:44 | 小説