小さなマーチング

今回も不合格だった。
昔からずっとそうだった。
僕は中学、高校、大学と受験した。
中学受験、確かに100%合格とはいかないまでも合格する可能性は大いにあった。
が、結果は不合格。
結局合格したのは公立とほぼ同じ程度の偏差値のところのみだった。
両親は落胆し、公立とそう変わらない私立でお金を使うことをアホらしいと考えたのだろう、
僕は結局公立の中学に通うことになった。
高校受験、中学受験の失敗から僕は両親から期待されなくなった。
それでも両親の期待に応えようと思ったのだろう、
その当時できるだけの努力をしたと思う。
だが第一志望の高校には受からなかった。
中学受験の時よりは大分ましな高校に受かったが僕の心は晴れず、
両親も合格を祝いながらも落胆はしただろう。
そして大学受験、僕は第一志望の大学以外行かないと決めた。
その決意を両親にも話し、両親は大いに喜び激励してくれた。
しかし結果は不合格だった。
あと数点というところでの不合格だった。
僕も両親も落胆は隠せなかったが、あと数点なら浪人すれば来年は、そう思った。
しかし翌年も数点足らず。結局3度受験し3度とも不合格だった。
僕は大学を諦め就職することにした。
両親は落胆しつつも渋々それを承諾してくれた。
そこで待っていたのはやはり厳しい現実のみだった。
ただでさえ高卒の僕を雇ってくれるところなど少ない。
第一選考で落ちるのが大半だった。
しかし今回は違った。
第一選考を乗り越え、面接でも面接官の印象は上々に思えた。
その分この不合格の重みは大きかった。
僕は今後を思い悩みながらファミレスに入った。
ブラックコーヒーを頼む。
こういう時は気持ち悪くなるぐらいの苦いコーヒーが丁度いい。
グラスのお冷に自分の顔が映る。
憂鬱な顔だ。覇気なんてものはない。
ふと水面に映る僕の顔が微笑んだ気がした。
同時に耳に音楽が聞こえてくる。
懐かしい感覚に襲われる。
小学校の頃に聞いた、吹奏楽のマーチングのような音楽だったからだ。
テーブル上に小さい、ピエロのような妖精のようなものが現れた。
ダンスを踊っている。
そうこうしてるうちに2人目が現れ、ダンスを踊っているうちに3人目、4人目と続く。
10人現れるとその小さな生物は輪になって踊っていた。
しばらくして、マーチングの音が小さくなっていく。
それにあわせるように踊り子達も動きを止めていく。
完全に音楽が聞こえなくなった時、踊り子達は一斉にお冷の中に飛び込み消えていった。
はっと我に返り周りを見渡す。
時間帯的にファミレス内はガラガラで誰かがこれを見ていたとも思えなかった。
何事もなかったかのようにコーヒーが運ばれてくる。
閑散としたテーブルにはお冷と、暖かいブラックコーヒーのみがあった。
僕は、ブラックコーヒーには目もくれず、お冷を一気飲みした。


意味がわからないかもしれないけど、これはこんなんで…。
急ぎ足になっちゃって雑かもしれない。
あと、an atomなんだけど、どうせなら本格的に書き上げてみようかな、と思った。
見直したらやっぱ強引なところが目立つ。それはこれから変えていこうかと。
完成したらアップするかもしれないね。
to get herにおいてはぐだぐだすぎてもう手の施しようがない。
最近全然案が浮かばなくて書いてなかったんだけど、
無性に書きたくなることがたまにあるから、その時はまた散文書きに来ます。
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by kozoku1 | 2008-02-27 22:59 | 小説  

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